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カルキ抜きの入れすぎって大丈夫?気になる魚への影響

熱帯魚や金魚などの水換え時には水道水に含まれるカルキを抜く必要がありますが、バケツに汲みおいてカルキが抜けるまでに時間がかかるので手っ取り早くカルキ抜き中和剤を使う方も多いと思います。
私もその1人ですが、カルキ抜き中和剤を使い始めてからは本当に水換えが楽になりました。

ただしぼーっとしながら中和剤を入れていると

「あれ?今何杯入れたっけ???」

となりがです。

「いつもよりも多いかも・・・入れすぎたけど大丈夫かな???」

カルキ抜き中和剤は安全だと言われていますが、規定量よりも入れすぎるとどうなるんだろう・・・と疑問に思ったので調べることにしました。

目次

カルキ抜きは数倍程度なら大丈夫

カルキ抜き中和剤は規定量の数倍程度多く入れても金魚や熱帯魚たちに害はないということがわかりました。

その理由を見てみましょう。

大丈夫な理由

なぜ大丈夫なのかというと・・・

流通している市販のカルキ抜き製品に含まれる成分は「チオ硫酸ナトリウム」という化学物質。

硫酸とかナトリウムとか言葉を聞くと「なんか怖い・・・」と不安になってしまいますが

この「チオ硫酸ナトリウム」の成分は毒性が低く、極めて安全な物質であるため水中に残っても問題ないのです。

ただし規定量の50倍入れちゃうと・・・

ここまでは数倍程度の話ですが、規定量の50倍ほどのカルキ抜き中和剤(製品名ハイポ)を入れてしまい酸素不足で金魚が死んでしまった事例が千葉県の公式ホームページで公開されておりました。

50倍なんて・・・って思いますが、ちょっとしたアクシデントで50倍の量が水槽に入っちゃうこととかもありえることなので取り扱いには気をつけたいですね。

なのでカルキ抜き中和剤は極めて安全な成分ではあるものの、さすがに50倍という量まで入れてしまうと熱帯魚や金魚たちには良くないこともわかりました。

参考:千葉県営水道「観賞魚等の飼育について」https://www.pref.chiba.lg.jp/suidou/jousui/suishitsu/qa/kanshougyo.html

カルキ抜きが少ないのも魚に良くない

数倍程度でしたら熱帯魚や金魚にも問題と分かりましたが、少なく入れてしまった場合はどうでしょうか?

規定量よりも少ない場合は残留塩素が中和されず水中に残ったままになってしまうので、入れすぎよりも少ない方が熱帯魚や金魚等のお魚たちにとっては悪い環境となってしまいます。
あれ、何杯入れたっけ?って忘れちゃうこともしばしばなので注意したいですね

カルキ抜きを入れた水は痛みやすい

余談ですが、水換えをしようと思ってカルキ抜き中和剤を入れた水を使わずに数日置いてしまった場合、水が傷んでしまうので気をつけましょう。

本来なら水中の雑菌を殺菌してくれるはずの塩素物質がカルキ抜き中和剤によってなくなってしまっている状態なので、雑菌がどんどん繁殖してしまいます。

実際に私がやってしまったのですが、カルキ抜き中和剤を入れた水を数日間使わずに置いておいたら、オレンジ色のヌメヌメが増えてしまい水も濁ってきて捨てるハメに。せっかく貯めておいた水が無駄になってしまいました・・・

おわりに

カルキ抜き中和剤の入れすぎは大丈夫なのか?について解説しました。

まとめると

  • 数倍程度ならば大丈夫
  • 規定量の50倍を入れるとお魚が酸欠状態を引き起こす
  • カルキ抜き中和剤を入れたらすぐ使う

以上です。
カルキ抜き中和剤って本当に便利で使い始めてからはこまめに水槽の水換えもするようになったのでお魚たちが長生きしてくれます。

ただ何杯入れたかはぼーっとせずにしっかりカウントしたいと思います・・・

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