子どもたちが毎年クリスマスになると楽しみにしているもの、それはプレゼントです!
この日のために子どもたちは普段より少しだけ良い子にしているという家庭も多いのでは?
うちの子はお手伝いを積極的にしてくれます!この時期だけは(笑)
でもそもそも日本でのクリスマスプレゼントって、いつから始まったんでしょうか。
今回は、そんなクリスマスプレゼントの日本史について紐解いてみたいと思います。
明治・大正・昭和と時代別に見ていきましょう!
日本ではいつからあげるようになった?
日本でクリスマスプレゼントを贈るようになったのは
イメージ的には比較的最近だと思っている人が多いようですが
実は結構歴史があり時代は明治までさかのぼります。
それでは、
明治から昭和まで時代別にクリスマスプレゼント事情について調べてみましょう!
・明治
当時の読売新聞記事(明治39年12月18日付)には、
貧しい人々に対してクリスマスプレゼントを渡す運動が
大々的に行われていたと書いてありました。
何をプレゼントしていたかというと・・。
・パン
・おもちゃ
渡していたのはキリスト教の団体(救世軍)でした。
・大正
大正時代になるとクリスマスプレゼントは貧しい人々のみならず家庭にも浸透していき、
クリスマスは年中行事のひとつとして認識されていくようになります。
当時の定番プレゼントは、
- サンタの人形
- クリスマスの飾り付けをした家(電気付き)
- タイプライター玩具
- 文房具
- レターセット
- チョコレート
次は、昭和です。
・昭和
昭和になると各家庭でクリスマスが当たり前のように祝われるようになり、
子どもたちのほとんどがクリスマスプレゼントを貰える時代になりました。
昭和30年代には、ブーツ型のお菓子が詰まったプレゼントが登場し、
見た目も華やかなクリスマスプレゼントになっていきました。
明治時代のプレゼントは歯磨き粉
現在では、クリスマスプレゼントというと子どもたちが好きなものを決めて
サンタさんにお願いするパターンがメジャーとなりましたが、
クリスマスプレゼントが贈られ始めた明治時代は少し違っていたようです。
実は「歯をよく磨く子は良い子だからサンタさんがクリスマスに来てくれる」という
宣伝文句で歯磨き粉を贈るのが定番化したのです。
これは現在でも歯磨き粉を取り扱う会社であるライオンの広告戦略だったんですね。
サンタクロースをダシにして子どもたちに歯磨きをさせるとは、さすがですね!
現在ではクリスマスプレゼントに歯磨き粉なんて、考えたくもないですよね(笑)
クリスマスプレゼントの経済効果
それではここでちょっと現実的なお金の話をしたいと思います…。
実際、クリスマスプレゼントをみんなが購入することで得られる
経済効果ってどんなものなんでしょうか?
調べてみたら、想像以上にとんでもない数字が出てきましたよ!
日本、アメリカとそれぞれ見てみましょう。
・日本
まず日本のクリスマスにはケーキが欠かせないものとなっていますが、
クリスマスにケーキ屋さんに人々が使うお金は他の日に比べておよそ25倍なんです!
さらにクリスマスプレゼントともなると、
なんと経済効果は1兆円もの途方もないお金が
クリスマスプレゼントに使われているということになります。
これはやはりあらゆる業界がクリスマスに便乗したくなる気持ちがわかりますね!
・アメリカ
ではアメリカではどのくらいの経済効果があるのでしょうか。
実は日本に比べてアメリカのクリスマスは家族で過ごすイベントであり、
なんとプレゼントも日本の2.5倍もの金額を使っているそうです!
確かに映画などを見ていても、
お父さんが両手いっぱいにプレゼントを抱えていたりしますもんね!
あれは本当だったんですね…。
まとめ
クリスマスプレゼントの歴史などをみてきましたが、おわかりいただけたでしょうか?
最後にわかりやすいよう箇条書きでまとめてみましたのでご覧ください。
- 日本でのクリスマスプレゼントは明治時代から続いている
- 明治時代のプレゼントのトレンドは歯磨き粉だった
- 日本でのクリスマスプレゼントによる経済効果は1兆円を超える!
- さらにアメリカではクリスマスプレゼントにかける金額が2.5倍!
以上です。
いつの時代も、クリスマスプレゼントはわたしたちに笑顔を届けてくれます。
さすがにアメリカのように大盤振る舞いはできませんが、
ささやかでも夢や希望の詰まったプレゼントを贈りたいものです。
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