2014年の8月日本では69年ぶりに感染者が現れて短期間で感染者が相次ぎ、
その名前を知られるようになったデング熱。
大きな公園は閉鎖となり、一時パニックになったのも記憶に新しいところです。
私は娘(生後6カ月)と代々木公園へよく行っていたので驚きと共に恐怖を感じました。
ところで、デング熱は大人以上に子供が注意しなければならない病気だということをご存知ですか?
ここでは、子供のデング熱の初期症状・対処法を中心にお伝えしていきます。
デング熱の初期症状とは
さて最初にデング熱にかかって出る3つの症状について説明したいと思います。
- 高熱
- 頭痛
- 目の痛み
デング熱は潜伏期間が通常3日~7日ですが、高熱が突然出ることが大きな特徴です。
目の痛みは充血も同時に起こることが多いです。
赤ちゃんは、
特に痛みを言葉で訴えることができないので、まぶたの様子をまめにチェックしてあげましょう。
湿疹が出てきたら要注意!
上記のような初期症状だけではただの風邪かなと放置してしまう人が大多数だと思います。
しかし、デング熱にかかって3日~4日たつと体の中心部から広がる発疹が出てきます。
このあたりで「あれ、なにかおかしいな」と感じる人が多いのですが、このときはすでにデング熱真っ最中!
突発性湿疹との区別
突発性湿疹は熱が出ている期間と発疹が出てくる時期が早いので区別は少し難しいですが可能でしょう。
突発性湿疹は子どもが発熱中でも比較的元気なのが特徴です。
病院はそのまま行くのではなく、必ず事前に連絡して症状の詳細を伝えたうえで指示を仰いでから受診するようにしましょう。
そのまま行くとほかの子どもたちに移してしまうことになります。
おうちでの対処は?
とにかく赤ちゃんなどの免疫や抵抗力の少ない人は蚊が多いような場所には出かけない、人込みを避けるなど予防に徹することが第一です。
万が一デング熱にかかってしまったら素人判断はせずに医師の診断、治療を受けるようにしましょう。
デング熱の予防対策に関する動画です。
悪化が怖い!デング出血熱とその症状は?
デング熱の予後はだいたいが良好で、熱が平熱に戻って発疹が治まれば完治しますが、
ごくまれに治りかけの時期に出血症状などが表れて重症化する場合があります。
そうなってしまった場合、デング出血熱という病名がつくのです。
デング出血熱の4つの症状
- 血管からの出血
- 肺やお腹に水がたまる
- 鼻血
- 血便、吐血、下血
これらの出血性の症状が続くとショック状態に陥って最悪死亡することもあります。
病院へ行くタイミングとは
現在デング熱に対するワクチンや特効薬はありませんので、
病院でおこなう治療は対処療法となります。
デング熱は熱冷ましのアスピリンを使うと出血症状が悪くなるため、使えないのです。
しかし、点滴などで栄養補充をするだけでもかなり良くなるそうです。
熱が高くなった時点で一度病院へ連絡し、早めにデング熱かどうかの診断を受けるようにします。
最後に
自宅の近くに代々木公園あるので、他人事ではなのですが、
2015年4月の時点で都内9か所の公園でデングウイルスの調査を行っているとのこと。
随時、調査をして東京都のホームページに発表するそうです。
デング熱は蚊から人に感染するだけであって、人の間では感染しません。
正しい知識を持って、わが子がかからないように注意を払いましょう。
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