焼き魚にぴったりの、青くて小さな柑橘系のすだちとかぼす。
ぱっと見て、このふたつの区別がつかないという人も多いのではないでしょうか?
実はすだちとかぼす、似ているようで見た目や味は全然異なります!
ですので、合う料理もそれぞれ異なったりします。
今回はすだちとかぼすの違いをご紹介したいと思います。
これで「どっち?」と迷わなくなりますので、是非ご覧ください。
すだちとかぼすの違いは?
すだちもかぼすも柚子の仲間で、香り豊かなミカン科の食べ物です。
ここですだちとかぼすの違いを大まかに3つ、ご説明します。
- 見た目・大きさ
- 味
- 産地
すだち → ゴルフボール(30~50g)
かぼす → テニスボール(100~150g)
かぼすの方が酸味は強いようです。
すだちは徳島県、
かぼすは大分県の特産です。
違いをもっと詳しく!
では次に、もっと詳しくすだちとかぼすの違いを見てきましょう!
この順番で紹介していきますね。
- 見た目・大きさ
- 香りと合う料理
- 産地
- 栽培方法
- 保存方法
1.見た目・大きさ
まず、すだちの形は真ん丸でゴルフボールくらいの大きさです。
重さは30~50g。
キンカンみたいな見た目で可愛らしい感じですね。
色が緑色なのは未成熟のまま出荷されるからで、
きちんと成熟すればオレンジ色になります。
皮はすりおろしやすい薄さです。
2.香りと合う料理
お魚にかけたり、味噌汁にひと絞りすればバッチリです!
すだちの香りはとてもさわやかで、まろやかな酸味のある果汁が使われるためよくジュースにしたり、
皮をすりおろして料理の隠し味に使われたりしています。
地元でない限りかなりお値段が高いのでジュースはなかなか贅沢でできませんが(笑)
3.産地
すだちは10月に出荷ピークを迎える秋が旬の農作物です。
徳島県産が全国シェア98%をほこります。
徳島のゆるキャラもすだちくんですしね!
なんと江戸時代から栽培されているという歴史ある食べ物なのです。
4.栽培方法
日当たりが良いところを好みます。
柑橘系の中でも寒さに強いところが特徴で、-5度まで耐えることができます。
苗木を植えるのは4月上旬で、
収穫は8月下旬におこないますが、果実が緑色のうちに素早く行います。
色がオレンジ色になってくると品質が劣化します。
5.保存方法
果汁を絞って冷凍するのもいいですが、ポリ袋に入れて冷蔵庫保存が一番いい方法です。
・かぼす
1.見た目・大きさ
かぼすは、すだちよりも倍くらい大きく、テニスボールくらいの大きさです。
重さは100~150g。
色は緑色ですがみかんに近い見た目をしていて、すだちと違って皮が厚いです。
かぼすとは全然大きさが違うので、見た目でかなり見分けることができます。
2.香りと合う料理
独特の香りと風味がありますが、酸味はすだちよりずっと強く、
ジュースなどには向きませんがお酒にはよく合うようです。
レモンやライムなどと同じ感覚かもしれないですね。
また柚子と同じようにお風呂に浮かべるのも楽しいですね。
3.産地
99%が大分県で栽培されています。
こちらも秋が旬で、11月になると皮が黄色に色づいてきます。
4.栽培方法
苗木を植えるのは3月の下旬にします。
6月ごろに身をつけ出すので適宜傷んだ実を取り除いていき、収穫は9月におこないます。
5.保存
ポリ袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。
冷蔵することで長期間保存できますよ!
まとめ
すだちとかぼすの違い、おわかりいただけたでしょうか?
こうしてみると、結構違いがあるのがわかりましたね!
ここで最後にまとめます。
- すだちはテニスボール大、かぼすはゴルフボール大の大きさ
- すだちよりかぼすの方が酸味が強い
- すだちはジュースや焼き魚の香りづけに最適
- かぼすはお酒の風味付けなどに最適
- すだちは徳島県産、かぼすは大分県産
- 両方収穫した実は冷蔵庫保存で長持ちする
これで「どっち?」と迷わなくて済みそうですね。
それぞれに合った料理・お酒に使うことができますしね。
なんだか想像していたら唾がいっぱい出てきました…!
すだちとかぼすで秋の味覚をより美味しくいただきましょう!
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