9月に街に出ると十五夜にちなんだ和スイーツなどが
店に並びウキウキすることが多いのですが、
そもそも十五夜とはどういう理由で始まったのでしょうか。
大人でもよくわからない人が多いと思いますが、
特に子どもたちは好奇心旺盛なのでわからないことは遠慮なく聞いてきます。
そんな時に簡単に分かり易く説明するための知識をご紹介します。
まずは、十五夜の意味を理解することで
自信を持って子どもたちへお話ができますのでしっかりと押させていきましょう。
最後に子どもに分かり易く伝える3つのポイントをご紹介していますので、
学生気分に戻った気持ちで楽しみながらご覧ください。
十五夜はどうして始まった?
まず十五夜は諸説ありますが、
中国の宮廷での行事に由来するともいわれ旧暦の8月15日におこなわれていました。
この日が現在の9月にあたり、
当時月を信仰の対象にしていたこともあって9月の真ん中くらいに出る満月を楽しみながら
同時に秋の収穫を祝っていたことがはじまりです。
十五夜は何をする日?
十五夜といえば多くの人が詳しく知らなくても、
まず満月や月見団子といったキーワードはすぐ思い浮かぶのではないでしょうか。
子どもでしたらウサギが月でお団子を作っている絵が浮かぶかもしれませんね。
十五夜ではお供え物である月見団子などを食べながら家族みんなで満月を見ながら楽しむことが一番ですが
秋の収穫を祝う目的もあるため、その季節に採れた野菜などをお供えして食べたりすることもあります。
お供え物は?
さて十五夜の由来も分かったことですし、次は十五夜を楽しむために必要なものをそろえましょう。
- 月見団子
- ススキ
- 満月(これがなくては始まりませんね)
この3つがあればバッチリです。
思ったより用意するものは少ないので、誰でも気軽に楽しむことができるということがわかります。
こんなお供えの仕方も!
去年のお供えは、実物のお団子などにしましたが
今年は子どもと一緒に折り紙でお月見飾りをしようかなと思っています。
なぜ、折り紙?と思われましたか?
実は、こんな動画を見つけました!
子供が喜ぶ!折り紙でつくるお月見飾りの動画
十五夜を教えてあげながら、折り紙なんかも楽しそうですね!
満月が見えなくても、折り紙で作れますし。
食べる用のお団子はお忘れなく(笑)
どうしてそのお供え物なの?
ではなぜこれらのお供え物が必要なのでしょうか。
まず月見団子はその形の通り満月を意味していて、
数は十五夜の名前の通り15個お供えします。
秋に収穫できる里芋を使う地域もあり、その場合は真ん丸に皮をむいて調理します。
ススキはコメの収穫にちなんで稲穂に似ていることで使用され、また魔よけの意味もあるそうです。
さて、子どもにどう伝えよう?
さあいよいよ子どもたちに十五夜について教える時がやってきました。
この3つのポイントを言ってあげると、わかってくれる可能性が高いですよ。
- 春に植えた食べ物の種が育って秋に食べられるようになること。
- お月様に美味しい食べ物をありがとうございますとお礼を言うこと。
- お月様に似せて作ったお団子を、
お月様にこれからもお願いしますって言いながら楽しく食べる日だということ。
ちなみにウサギを絡めたい場合は、
お月様でお団子を作っているウサギさんたちにありがとうってお礼を言ってね。
と一言添えればわかってくれるのではないでしょうか。
これで親子共に十五夜博士ですね!
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