イチョウ葉というとなかなか食べ物としての認識は薄いかもしれませんが、
よく漢方薬やサプリメントになって販売されている成分です。
イチョウというのは約2億5000年前より存在していて、
度重なる自然災害にもめげずに生き抜いてきた強い植物だってご存知でしょうか?
主に古代中国ではこのイチョウ葉を、呼吸困難を和らげる薬として使ってきた歴史があります。
そこで今回はそんな驚くべき効能、効果があるイチョウ葉について調べてみたいと思います。
イチョウ葉の効果とは?
イチョウ葉の最大の特徴が血流を改善するという点です。
それにより、様々な血流が悪くなることで起きる症状を改善、予防します。
・冷え性
全身の血流を良くするだけでなく、
手足など末端にある毛細血管の血流も活性化させる効果があるため、
冷え性の改善には効果が期待できます。
冬場必ずしもやけになってしまう、
夏場でも手足が冷えている場合はイチョウ葉エキスが入ったサプリメンがオススメです。
・脳梗塞
イチョウ葉には脳の血流を良くする特徴があります。
日本ではサプリメント扱いとなっていますが、
欧米では医薬品として使われているくらいなんですよ!
更にイチョウ葉は脳だけでなく体全体の毛細血管が特に血行が良くなる、
血管を通る血液をキレイにする、血管自体を丈夫にする効果があることから、
心筋梗塞などの血管系の病気を予防する特徴があります。
これらはフラボノイドの中でも「二重フラボン」という成分が血管に効くおかげだと言われています。
・認知症
イチョウ葉には記憶力を高める効果があることがわかっています。
これはイチョウ葉が脳の血流を促進してブドウ糖の吸収を促して脳の活動を活発化させるからです。
またイチョウ葉には抗酸化作用もあり、老化を防止するはたらきがあるため認知症の予防になるわけです。
イチョウ葉の成分とは?
イチョウ葉の成分として13種類以上のフラボノイドと、ギンコライドという治癒に最適な物質が多く含まれています。
フラボノイドは植物が自分の身を守るために持つ色素で、ポリフェノールの一種です。
イチョウが長い年月生き延びていられたのは、このフラボノイドのおかげだと言われているくらいです。
またギンコライド(治癒に最適な物質)は特にイチョウの若い葉や根にしか入っていません。
どうやって摂取する?
イチョウ葉はさすがに葉っぱをそのまま食べるわけにはいきませんので、
日本ではサプリメントか漢方薬として摂取することになるでしょう。
・サプリメント
サプリメントの名前としてはそのままイチョウ葉エキスなどの名前で販売されています。
カテゴリーとしては生活習慣病予防に当てはまります。
・漢方薬
主にイチョウの葉を煎じたものが利用されています。
効能は動脈硬化、肩こり、冷え性、認知症、糖尿病、頭痛などがあります。
主に血流が悪いことによって起こる症状に効果があります。
副作用はある?
実に多くの効能があるイチョウ葉ですが、
動物実験において急性毒はほぼ無いという実験結果が出ているため、
適切な量を守って飲んでいれば副作用はほとんどありません。
しかし稀にですが、血が止まりにくかったり胃腸に症状が出たりする場合もあるようです。
最後に
イチョウ葉が欧米では医薬品として立派に使用されているとは知りませんでしたね!
強い抗酸化作用で様々な血管系の病気に効果が期待できるイチョウ葉。
サプリメントをうまく使えば気軽に摂取することができるため、
これからは意識して選んでみてくださいね!
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