冬の味覚のなかでも、特に大人の味として親しまれているのが牡蠣です。
牡蠣は「海のミルク」と呼ばれるくらいに栄養分が豊富な素晴らしい食べ物なんですよ!
しかし、食べ過ぎるとお腹を壊しやすいというのもよく聞く話ですよね…。
わたしも牡蠣が大好きですが、
やはり胃腸炎のリスクを考えて生牡蠣は食べないようにしています。
そこで今回は牡蠣の栄養や効能、豆知識などをご紹介したいと思います!
牡蠣の栄養は?
牡蠣はビタミンA、B群、E、カルシウムや亜鉛など
ミネラル、タウリンなどが豊富に含まれており滋養強壮にはぴったりの完全栄養食品です。
また牡蠣に含まれるたんぱく質は全て必須アミノ酸で、
非必須アミノ酸も12種類以上含まれています。
そして、
わたしたちの活動源であるグリコーゲンもたくさん含まれており、(8g/100g以上)
貝類では牡蠣がトップクラスです。
必須アミノ酸・非必須アミノ酸とは?
人体に必要なアミノ酸は20種類あり、
必須アミノ酸(9種) + 非必須アミノ酸(11種)となります。
- 必須アミノ酸
- 非必須アミノ酸
9種類のアミノ酸のことを言います。
必須アミノ酸は体内で合成できないため、食物から摂る必要があります。
不足すると、体の機能が維持できなくなってきます。
11種類のアミノ酸で、体内で合成できますが、
不足分は外から摂る必要があります。
効能は?
牡蠣には実に6つの効能があります。
1…肝機能の改善
牡蠣に含まれているタウリンのはたらきで肝機能を高める効果が期待できます。
2…疲労回復効果
タウリンには他にも疲労物質である乳酸の活動を抑えて疲れがたまるのを防ぎます。
3…貧血予防
牡蠣にはビタミンB群や鉄が豊富に含まれているため造血作用を助け、貧血予防になります。
女性には嬉しい効果ですよね!
4…味覚障害の予防
牡蠣にはたくさんの亜鉛が含まれていますが、
この亜鉛が味覚を正常に感じるよう保つはたらきがあります。
5…免疫力の強化
亜鉛は他にも風邪予防など免疫力アップに関して優れた効果を発揮します。
インフルエンザウイルスの侵入も防いでくれるため、まさに冬に食べたい食材です。
6…精神安定作用
牡蠣はカルシウムが豊富に含まれており、ストレス予防にはぴったりの食材なんです。
頭痛やふるえなどに効果がある漢方薬としても使われているんですよ。
カロリーは?
牡蠣は栄養素が豊富なのと濃厚な味からカロリーが高そうなイメージがありますよね?
しかし実は1個あたり10キロカロリーほどと、とっても低カロリーなんです!
美味しくて栄養があるのに低カロリー…素晴らしいの一言です!
食べ過ぎるとどうなる?
牡蠣はお話した通り素晴らしい栄養素が含まれた食べ物ですが、
いくら美味しくても食べ過ぎるとちょっと困ったことになってしまいます。
・プリン体
牡蠣には痛風の原因となるプリン体が多いため、
尿酸値が高い人は食べ過ぎに気をつけなければなりません。
・ノロウイルス
疲れていたり体調が悪いときに食べ過ぎると、
ノロウイルスに感染しやすくなり「牡蠣にあたった」状態になりやすくなります。
トラウマになり兼ねないので牡蠣は体調がいいときに食べましょう!
1日に何個までなら食べ過ぎにならないのでしょうか?
それは亜鉛の摂取量にヒントがあります。
大人の1日に摂りたい亜鉛が13mgですが、これは牡蠣5個分に当たるんですね。
ですから牡蠣は1日に5個で十分ということになります。
何事も程々に済ませておくのが一番なんでしょうね。
でも毎回オイスターバーなんかに行くと、
調子に乗ってたくさん食べ過ぎてしまうんです!
だって本当に美味しいんですもん!(笑)
牡蠣の産地は?
・北海道サロマ湖常呂産
11月から2月まで販売されている牡蠣は大粒で、クセがないのが特徴です。
・北海道オンネトー産
11月から12月のみ漁がおこなわれます。
少し小ぶりで甘みや旨みが強いのが特徴です。
・東北地方三陸産
一時は震災の影響が心配されましたが、今は順調に生産されているようです。
・広島県産
日本のシェア50%!
なんといっても広島県産の牡蠣が有名でしょう!
大きな身、生でも加熱しても美味しくいただける品質の良さが特徴です。
まとめ
冬にとれる海のミルク、牡蠣の栄養や効能について説明させていただきました!
ここでさいごにわかりやすくまとめてみたいと思います。
- ビタミン類、ミネラル、タウリンなどがたっぷり詰まった完全栄養食!
- 風邪予防から味覚障害の予防、精神安定作用まで幅広い効果が期待できる
- 1個あたり10キロカロリーほどで、高タンパク低カロリー
- 1日5個食べれば十分必要な栄養を摂ることができる
- 牡蠣は広島県産がシェア率50%を誇る
牡蠣は何かとリスクもチラつきますが、きちんと加熱をして調理すれば大丈夫です!
カキフライも美味しいですよね。食べ過ぎ注意ですが・・。
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