サンタクロースのイメージカラーといえば、なんといっても赤ですよね。
それは彼が来ている真っ赤な洋服のイメージが強いからかもしれません。
でもなんでサンタクロースは赤い服を着ているのでしょうか?
雪の中で目立つからでしょうか?
それともクリスマスカラーに赤色が含まれているからでしょうか?
考えれば考えるほど気になってきますよね。
そこで今回はこのサンタクロースの赤い服の由来についてみていきましょう!
サンタの服が赤いのはなぜ?
ではまずサンタクロースの服がなぜ赤いのか、
2つの理由が考えられています。
- サンタのモデル(聖ニクラウス)の服の色が赤だった
- コカ・コーラの宣伝
1…サンタのモデル(聖ニクラウス)の服の色が赤だった
サンタクロースのモデルとなったのがキリスト教の司祭であった聖ニクラウスです。
カトリックでは、教会の司祭服が赤であったというところから、
サンタクロースの服も赤色になったのではないかと言われています。
司祭として民衆の幸せのためならば自らが血を流すこともいとわない、
という意味で赤い司祭服になっているのです。
16世紀のスペインでは赤は正義の色として認知され、
教会の人々は赤い服を着て家をまわり、プレゼントを贈ったそうです。
といったイメージが定着することになったのです。
2…コカ・コーラの宣伝
そしてもうひとつはなんとコーラが関係していたってご存知でしたか?
これはコカ・コーラの宣伝がサンタクロース=赤い服と強くイメージさせるキッカケを
つくったことが始まりでした。
1920年代のコカ・コーラのイメージは最悪で、
アルコール、カフェインがたっぷり含まれた体に悪い飲み物という印象が
まかり通っていたため女性や子どもたちに敬遠されていたのです。
真っ赤な洋服を着たサンタクロースだったのです!
それからというもの、サンタクロース=赤い服というイメージが定着し、
さらにコカ・コーラのイメージもアップしてクリスマスにはコーラを飲みながら
お祝いしようという意識まで働くようになったのです!
さすが、宣伝効果はバカにできませんね!
赤が定着する前は何色だった?
サンタクロースは民衆に赤い服だとイメージが定着されるまでは、
実は様々な色の服を着ていたのです。
白だったり赤だったり緑だったり。
中でも多かったのは緑の服を着たサンタクロースで、
目立つ存在だったみたいです。
イギリスでは、ファーザークリスマスと言われ
緑の服を着ていたそうです。
現代としてはサンタクロースは赤色以外考えられないので想像がつきませんが、
結構カラフルなのも面白いかもしれませんね!
次は、恐怖の!?ブラックサンタについてです。
ブラックサンタがいるってホント?
実は黒いサンタクロース、通称ブラックサンタが本当に存在するんです!
これはドイツを中心に広まっている伝承で、
サンタクロースの「天使と悪魔」のうちの「悪魔」が出てきてしまったことが始まりです。
●ブラックサンタはお仕置きをする!?
「天使サンタ」は良い子たちにプレゼントを渡すのに対して、
「悪魔サンタ」は悪い子にお仕置きをして、
持っている袋の中に閉じ込めてさらっていってしまう
ちょっと怖いサンタクロースなのです。
風貌としては長い髭をもち、
鈴のついた毛皮の服を着て長い棒や灰の袋を持っているのが特徴です。
その「悪魔」の正体は聖ニクラウスの付添い人(助手)であることがわかっています。
悪い子にお仕置きをするという点では、日本のなまはげに似ていますよね!
さいごに
サンタクロースの服が赤い理由、おわかりいただけましたか?
まさか宣伝効果で色が定着したとは今まで知りませんでしたね!
ではここでわかりやすいよう記事をまとめてみましたのでご覧ください。
- サンタクロースの服が赤い理由は、カトリック教会の司祭服が赤色だったため
- コカ・コーラの宣伝効果でサンタクロース=赤い服となり、同時に好感度もアップした
- 赤い服に定着するまでは緑や白などのサンタクロースもいた
- 悪い子にお仕置きをする「ブラックサンタ」も存在する
これでますますサンタクロースについて詳しくなっちゃいましたね☆
クリスマスにはぜひ、コーラとともに乾杯したいと思います!
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