ワイン好きは、秋のボジョレーヌーボー解禁は非常に楽しみなイベントのひとつですよね!
私も毎年、楽しみにしている1人ですが、
その年のフレッシュなワインを楽しめるボジョレーヌーボー解禁日は、
スーパーやコンビニをはじめ飲食店でもかなり注目されています。
でも、なぜ、ボジョレーヌーボーだけ解禁日があるの?と
疑問に思う人も多いかと思います。
今回は、そんな人のために
ボジョレーヌーボーの解禁日の意味について説明したいと思います。
ボジョレーヌーボーの意味
ボジョレーヌーボーとはフランスのブルゴーニュ地方、
ボジョレー地区でつくられた「その年に収穫した葡萄をその年に仕込む」
大変フレッシュな「ヌーボー=新酒」のワインなのです。
日本では諸外国に比べて大々的に解禁日が報道されて、
その日を心待ちにしている人が多いのです。
解禁日の意味は?
現在ボジョレーヌーボーの解禁日は11月の第3木曜日となっていますが、
もともとは11月11日が解禁日でした。
理由は、ボジョレー地区で
一番収穫の早いワインができるのがだいたいこの日だったことが挙げられます。
さらにこの日は聖人サン・マルタンの日ということで縁起もよく、
解禁日にはちょうどよいとのことで決定されたのでした。
しかしその後サン・マルタンの日というのは無くなり、
無名戦士の日に変更されてしまったのです。
仕方なく11日から一番近い聖人の日である
サン・タルベールの日である15日に解禁日を移したのでした。
しかし、またもや問題が起こります!
日にちを固定してしまうと、
その年によって土日平日など売れ行きが変わってきてしまうため
フランス政府が1984年に「11月の第3木曜日」と制定したのです。
フランスでは日曜はほとんどのレストランがお休みですからわかりますよね。
解禁は日本が世界で一番早い?
一概に「11月の第3木曜日」としていても、
時差が日本はフランスより8時間早いために
世界で一番早くボジョレーヌーボーが飲めるということなんです。
実は日本より時差が早い地域はあるのですが、
なにしろボジョレーヌーボーの約4割が日本に輸出されているという
現実を考えたら日本を大々的に取り上げるのが市場としては利口なのかなといったところです。
歴史は?
ボジョレーヌーボーはもともと、
地酒として1800年代からボジョレー地区のデイリーワインとして親しまれていました。
しかし1951年にフランス政府から11月15日に解禁をして良いと許可が出てからは
フランスのパリを中心に大流行します。
そして1970年代に入ると空路の発達が進化したことで諸外国に流通し、
日本でも親しまれるようになりました。
それ以来日本では解禁日を楽しみにしている人も多く、
シェアはかなり多い方になったというわけです。
まとめ
ここまででボジョレーヌーボーの知識量が一気に増えましたね♪
元はフランスの地酒だったのが今や国際的に話題になるワインになってしまって、
ボジョレー地区の人たちも驚いていることでしょう。
ここで最後に箇条書きにして、わかりやすくまとめてみたいと思います。
- フランスのボジョレー地区にてその年に収穫された
葡萄をその年に仕込んだ新酒がボジョレーヌーボー - 解禁日は11月11日から11月15日を経て11月の第3木曜日に落ち着いている
- 日本はフランスより8時間時差が早いため、
世界で一番早く解禁されるということになる - 1970年代から空路の発達によって
全世界でボジョレーヌーボーが楽しまれるようになった
今年の解禁日も楽しみに、フレッシュな味を堪能することとしましょう!
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