秋が深まってくるとどこからともなく香ってくる独特のいい香り。
そう、この時期しかお目にかかれない金木犀の花の香りです。
しかし実は金木犀以外に銀木犀という花もあるって知っていました?
わたしは今回初めて銀木犀があることを知ったのですが、
金木犀との違いって一体何なのでしょうか?
今回は金木犀と銀木犀の違いがすぐ分かるようにわかりやすく説明させていただきますね。
金木犀と銀木犀の違いとは?
金木犀と銀木犀の違いは主に4つの違いがありますので順番に説明します。
1. 花の違い
・金木犀…10月ごろにオレンジの花を咲かせます。
花が密集して咲いているのが特徴です。
・銀木犀…10月ごろに白い花を咲かせます。
小枝の先端にひとつずつ花を咲かせているのが特徴です。
金木犀に比べて花の数は少ないです。
金木犀は10月にしかお目にかかれませんが、銀木犀は年に数回花が咲くことがあります。
2. 葉の違い
花が咲いていない時期は区別できる箇所はどこかないのかと思ったら、
葉っぱが全然違いました。
・金木犀…葉っぱのトゲが大きくて先端が尖っているのが特徴です。
・銀木犀…葉っぱのトゲが細かく、
全体的に丸みを帯びていて表面もつやつやしているのが特徴です。
それぞれの木の高さなどはまったく一緒なので、
どちらかな?と思ったら葉っぱを見るようにしましょう。
3. 香りの違い
香りや、香りの強さにも両者差があるようです。
・金木犀…香水やアロマオイルの原料にも使われているほど香りが強く、
甘い香りが特徴です。
昔は汲み取り式のトイレの近くには金木犀が植えられていたようですよ。
・銀木犀…それに比べて銀木犀は香りがかなり弱いですが、甘く優雅で繊細な香りが特徴です。
ちなみに銀木犀の香りは鼻に近づかないとわからないほどの弱さです。
金木犀の香りの強さは銀木犀の5倍だと言われています。
4. 花言葉の違い
同じような花ではありますが、花言葉はどうなのでしょうか?
・金木犀…謙虚、謙遜、真実、初恋、陶酔
・銀木犀…高潔、あなたの気をひく、唯一の恋、初恋
どれも金木犀、銀木犀が持つ清楚なイメージが引き立つ感じがしますよね。
二つは花言葉が似ており、初恋に関しては同じ内容となっています。
最後に
金木犀と銀木犀の違い、お分かりいただけたでしょうか?
一番の見分け方は花の色、次に葉っぱの形ですね!
- 金木犀はオレンジ色、銀木犀は白色の花をつける
- 金木犀は葉っぱがデコボコ、銀木犀は丸みを帯びている
香りもそれぞれ個性があり、強さも異なりました。 - 金木犀は甘くて強い香り、銀木犀は甘く優雅な香りがほのかにする程度
- 共通の花言葉「初恋」
これからは恋人や奥さんに贈る季節の花束には
金木犀と銀木犀を一緒に入れてみてはいかがでしょうか?
きっと喜ばれますよ!
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