見た目も大きさも本当によく似ている双子のような山茶花と椿。
ふたつの花の特徴である濃いピンク色は見る人の心を華やかで明るい気分にしてくれますよね。
しかしこの山茶花と椿は素人目だとぱっと見では、見分けることはできませんよね。
でも実はこのふたつ、違いや見分け方がたくさんあるんですよ!
今回は山茶花と椿の違い、見分け方を各項目別に詳しく見ていきましょう!
山茶花と椿の違い
・開花時期が違う!
●山茶花
秋から冬にかけて涼しい時期に花を咲かせます。
■椿
暖かくなってきた春のはじめに花を咲かせます。
ふたつの花が同じ時期に咲くということはありませんが、
なにせ見た目がそっくりなので一年中咲いているかのようですよね。
・花の散り方が違う!
●山茶花
花びらが一枚一枚バラバラになって落ちていきます。
山茶花が咲いていた場所の地面はバラバラになった花びらでピンクのじゅうたんができるほどです。
■椿
花ごとボトッと落ちます。
良く綺麗な状態のままで椿の花がそのまま落ちているのを見ますよね?
この場合は椿が散っているということなんですね。
・葉っぱが違う!
●山茶花
葉っぱをそれぞれ光に当ててみると
葉脈は黒で葉っぱの端がギザギザしています。
■椿
葉脈は白いです。
そして葉っぱ自体は丸みを帯びていてツルツルしており、少し大きめです。
これはかなりわかりやすい見分け方ですね!
・花の大きさが少し違う!
山茶花より椿のほうが少しだけ大きめです。
・山茶花(5~7cm)
・椿 (3~10cm)
しかし、正直あまり違いはわかりづらいので
これは平均的な数値が小さめだという認識だけで実際あまり役には立たなそうな見分け方ですね…。
・実が違う!
●山茶花
実は丸い球形で表面に毛が生えています。
■椿
同じく球形ではありますが、表面はツルツルしていて毛はありません。
なかなか山茶花や椿の実を見る機会はありませんが、こちらも一目瞭然の違いですね。
・香りが違う!
山茶花は花から香りがありますが、椿は香りがありません。
花に近づいて香りを嗅いでみましょう。
しかし山茶花や椿にはチョウドクガの幼虫である毛虫が大量に発生している場合がありますので注意してください!
近寄っただけで毛虫の毛が刺さって皮膚炎を起こす可能性があります!
動画でもチェックしましょう!
最後に
山茶花と椿の違い、6つほど見分け方をあげてみましたがお分かりいただけたでしょうか?
ぱっと見てわかるような違いから、思わずうーんと唸るほどの些細な違いまで紹介させていただきました。
しかし一番はやはり開花時期ですかね!
寒い時期は山茶花、暖かい時期は椿と覚えておけばバッチリです!
あとは散り方ですが個人的な要望で言うと、
椿はなるべく綺麗な状態のまま落ちていてほしいなって思いますね。
なかなか花がそのままボトッと落ちる姿は物悲しい気分になりますもんね。
咲いているときは華やかな花ですが、
散った後には哀愁漂うというのもまた椿の良いところなのかもしれませんね。
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