誰しもが注意しなければならないインフルエンザの感染。
特に妊婦は普段より抵抗力が弱くなっていることに加えて、
さらにお腹の赤ちゃんへの影響も気になるため注意が必要なんです。
インフルエンザといえば抗ウイルス薬のタミフルなどがありますが、
妊娠中は服用できるのでしょうか?
そこで今回は妊婦がインフルエンザにかかった場合、
薬を服用する際の注意点などを説明したいと思います。
かかったらどうしたらいい?
では妊娠中にインフルエンザに感染してしまった場合はどうすれば良いのでしょうか?
まず、インフルエンザは急激な発熱が症状としてありますよね。
朝は元気だったのに、昼から急激に具合が悪くなったということも
ザラにあるため比較的風邪との区別はつきやすいと思います。
もし急激に熱が39度以上になった場合はなるべく早めに病院に行きましょう。
というのも、
抗ウイルス薬のタミフルなどは症状が出てから
48時間以内でないと効果が期待できないからなんです。
妊娠中であることを告げた上で早めに、確実に病院を受診するようにしてくださいね。
どんな症状?
インフルエンザの症状としては、まず急激な高熱があります。
また風邪とは違い激しい筋肉痛や関節痛がみられ、体全体に症状がみられるのが特徴です。
私はインフルエンザにかかったときは外出中で、
急に起こった激しい腰の痛みとだるさで立っていられなくなった記憶があります。
その他頭痛や咳、下痢や吐き気などの消化器症状がある場合も。
ちなみに私は咳のし過ぎで肋骨にヒビが入ったことがあるくらいひどかったです…。
薬の注意点
インフルエンザにかかったらまず処方されるのはタミフルです。
もちろん妊娠中でも同じように処方されます。
それはタミフルが妊娠中に服用しても
お腹の赤ちゃんに影響が少なく安全性が高いということを意味しているんですね。
流産や催奇形性などの確率も非服用時と比べて変わりないということなので、
妊婦はまずインフルエンザの症状を治すことを第一に考えるべきなのです。
タミフルを飲むことについて、やってはいけないことは
自己判断で薬の服用を途中でやめたり、
処方されたのに飲まなかったりすることです。
妊娠中に服用しても大丈夫と医師が判断して処方されているものなので決まった時間に、
服用された分は全て飲みきるようにしてください。
早く治すには?
それでは、お腹の赤ちゃんのために
1日でも早く辛い症状から解放されるためにできることはないのでしょうか。
自分でできること4つをご紹介します。
・処方された薬をきちんと飲みきること!
これが一番の早く治す方法になります。
抗ウイルス薬は妊娠中でも服用できますのでしっかり飲んでくださいね。
・少しずつでも食べること
熱が高くてなかなか食欲がわかないでしょうが、少しずつでもごはんは食べるようにします。
咳が出ているときは気持ち悪くなってもいけないので満腹状態は避けましょう。
・部屋を加湿すること
加湿器はずっと付けっ放しにして、部屋が乾燥しないように注意してください。
こまめな水分補給で喉を潤しておくことも大切です。
・着替えをこまめにすること
高熱のために汗をたくさんかいてしまい、そこから冷えにつながってしまいます。
また高熱中はお風呂に入れないため、着替えは出来れば1日2〜3回してスッキリしましょう。
さいごに
妊娠中のインフルエンザは、普段よりずっと重症化しやすいため注意が必要です。
ではここでわかりやすいようにまとめてみましたのでご覧ください。
- 妊娠中にインフルエンザの疑いがあったらすぐに病院へ行き検査を受けること
- インフルエンザの特徴は症状が急激に悪化すること
- 抗ウイルス薬のタミフルは、
妊娠中に服用しても安全性が確立されているためしっかり飲むこと - 早く治すには湿度、食事、着替えなど普段の風邪と同じような対処をすること
以上です。
お腹の赤ちゃんのためにも予防接種を受ける、
流行期人ごみに出ない、マスクをつけるなどしっかり予防もしたいところですね。
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