秋の間だけ楽しめる生の柿とは違い、
長期間保存がきく食べ物として古くから愛されているものといえば干し柿です。
田舎に行くとよく軒先に柿が干されていますよね、アレです。
現在はなかなか都会ではそういった風景を見ることは少なくなったのではないでしょうか。
さて、干し柿といえば保存食として有名ですが、
気づいたらカビが生えているっていうことがあります。
今回はその干し柿のカビの対処法とカビの見分け方を調べていきたいと思います。
干し柿のカビは焼酎で対処を
干し柿にカビが生えてしまった!
ちょっとお待ちください、捨ててしまう前にカビを良く観察してみてください。
干し柿に生えるカビには2種類あり、青カビと白カビがあります。
除去すれば問題なく食べられるのですが、
白カビは味が悪くなってしまうため食べられません!
では青カビをどうやって除去するのかというと、
歯ブラシに焼酎をつけてこするだけなんです!
簡単にできる方法なので、是非実践してみてくださいね。
カビがはえないようにするポイント
カビがはえないようにする4つのポイントをまとめてみましたのでご覧ください。
- 吊るす前に熱湯につけてから焼酎に漬ける
- 雨が当たらない、日当たりのいい場所に吊るす
- 気温が上がらないうちに干し始める
- 小さなサイズの品種を使う
動画でも確認してみましょう!
以上4つのポイントを押さえればカビが生えにくい干し柿をつくることができます。
白いのはカビ?粉?見分け方
よく干し柿には白い粉のようなものが付着しますよね。
果たしてカビなのか、それともただの粉なのか…迷うところです。
正解は干し柿の白い粉はカビではなく、柿の中にあった糖分が干したことによって外に出てきたものなんです。
なので舐めると甘い味がします。
カビだと思っていたものが糖分だったなんて思いもよりませんよね。
白カビとの見分け方
干し上がっていない時期に出てきた白い粉はカビである可能性が高いです。
干し上がった後なら、カビではなく糖分だと考えましょう。
黒い点はカビ?タンニン?
干し柿にカビような黒い点が出てきた経験ありませんか?
じつはこれ、タンニンによる黒い点が柿にある場合は甘柿の証拠なんですよ!
渋み成分であるタンニンが外に出たあとという感じなので、
干し柿自体に渋みがなくなったという証拠になるんです。
カビであれば、焼酎をつけた歯ブラシで擦れば食べられます。
黒い点があると見た目の問題で少し嫌な感じがしますが、中身はとっても甘い柿だということですね。
最後に
干し柿のカビについておわかりいただけたでしょうか?
カビだと思っていたものがじつは干し柿にとって良いものだったなんて驚きでした。
ここで、まとめます。
- 干し柿には食べても問題がない青カビ、品質を劣化させる白カビがある
- 青カビには焼酎をつけた歯ブラシで磨いて食べるのが効果的
- カビを生えにくくするには日当たりと焼酎が重要なポイントとなる
- 干し柿についた白い粉は、中から溢れ出してきた糖分
- 黒い点はタンニンで、渋み成分が外に出てきた証拠
カビの見分け方ってなかなか難しいですよね。
ただ、これで見分けがつけば甘い干し柿をつくることができます。
自分で作った干し柿は3割増しくらい甘いかもしれません(笑)
どんどん美味しい干し柿を作っていきたいですね。
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