やっと暑い夏が終わり、秋が近づいて涼しくなってくると
今度は風邪を引いてしまったりと病気にかかる子どもが増えてきます。
夏休みで元気全開で遊びまわるのが子供ですが、
秋は暑さで消耗している分、免疫力が低下しています。
夏に落ちた食欲、摂りすぎた冷たいものなどでその疲れが一気に出てしまうんですね…。
せっかくの過ごしやすい季節ではありますが、実は病気にかかることが多いのが秋。
今回は秋の病気!子ども編を紹介します。
秋の病気で子どもがかかりやすいもの4つ
1…肌のかゆみ
■原因
特に出来物ができているわけではないのに
肌にかゆみだけ感じるという人が多くなるのも秋です。
湿気の多い夏からだんだん秋に季節が移り変わるにつれ乾燥していくことにあります。
子どもは皮膚が柔らかく、かゆみなどに敏感なので
季節の移り変わりによる症状が良く出てしまうのです。
★対策
- 花粉症の疑いがある場合はアレルギー検査をしてもらう
- かゆみがある場合は皮膚科医の診察を受ける
- 風呂上がりには保湿クリームを塗る
乾燥も強くなってくるのが秋ですので、
保湿を心がけたいですね。
続いては、食中毒です。
2…食中毒
え!食中毒って主に夏に発生する症状じゃないの?!
こんな声が聞こえてきそうですが…実は1年のうちで一番食中毒が起こっているのは10月、秋なんです!
何故秋に食中毒が起こってしまうのでしょうか?
■原因
秋は行楽には持ってこいの時期ですよね。
そのためバーベキューや釣りなどのレジャー時に調理をする機会が増えます。
衛生状態が懸念される場所での調理が食中毒の原因となっているのです。
子どもは大人に比べて抵抗力が弱く、お腹を壊しやすい状態なのです。
他には、夏の暑さで消耗している場合も食中毒になりやいです。
★対策
そこで大人が気をつけなければならないことは
- 調理をおこなう前は手を綺麗に洗ってから!
- 肉や魚はしっかり中まで火を通してから食べさせる!
- 野菜なども生ではあまり食べさせない!
以上を守って安全に屋外レジャーを楽しむと同時に子どもの食中毒を予防しましょう。
3…RSウイルス感染症
2歳までにほぼ100%の子どもがかかると言われているRSウイルス感染症。
秋になると急に患者数が増えてきて、冬に最盛期を迎えます。
この病気は風邪と同じような症状が出ますが、
生後6ヶ月未満の赤ちゃんがかかったりすると肺炎を起こしてしまう可能性があり、入院治療が必要になってしまいます。
一般的に子どもの年齢が上がるごとに重症化しづらくなってきますが、何度もかかってしまう可能性のある病気です。
予防には手洗いやうがいを徹底させることが一番で、飛沫感染するのでマスクが有効になります。
またおもちゃなどをこまめにアルコール除菌することも大切です。
やり過ぎは良くありませんが、RSウイルス感染症が流行る季節だけは週に3回くらいはおこなうようにしましょう。
4…気管支ぜんそく
■原因
気管支ぜんそくは秋に発作が起こりやすく、
原因は朝と晩の気温差が大きくなることがあげられます。
また空気がだんだん乾燥していくことも原因のひとつです。
★対策
ヒューヒューという呼吸音が特徴で非常に苦しい気管支ぜんそく。
なるべく苦しくないようにしておくべきことは
- 治療中の場合は必ず薬を携帯していつでも飲ませられるようにする
- ホコリやタバコの煙を吸わせないように気をつける
- 水分をたくさん摂らせる
- 加湿器やエアコンをうまく使って部屋の温度や湿度に気をつける
これらを踏まえて気管支ぜんそくの発作が起こらないように気をつけてあげてくださいね。
最後にまとめます。
秋の病気対策まとめ
これまで4つの秋に起こりやすい症状を紹介してきましたが、
これらの病気にかからないようにするにはどのような対策をすれば良いのでしょうか?
- 水分補給はしっかりとおこなう。
- 部屋の温度、湿度を適温に保つ
- 大人も子どもも手洗いとうがいを徹底的におこなう
- 食材にはきちんと火を通す
- 風呂上がりには保湿クリームを塗る
夏から秋になり、
気持ちがどうしても緩んでしまう時期ですが気をつけて子どもと一緒に病気予防をしていきましょう!
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