茄子は本来夏の野菜ですが、
秋茄子と呼ばれる所以は
日中の残暑と夜の涼しさの気温差でより美味しくなるので別格扱いされています。
良く、「秋茄子は嫁に食わすな」という言葉がありますよね。
これは江戸時代からある言葉ですが、何故このような言葉が生まれたのでしょうか?
この言葉に隠されている本当の意味を、紐解いてみましょう!
「秋茄子は嫁に食わすな」の意味
江戸時代より存在する「秋茄子は嫁に食わすな」という言葉。
実は意味が3種類の説があるってご存知でしたか?
全く異なる意味を持つこの言葉、順番に意味を見てみましょう!
1.嫁イビリの言葉
秋茄子があまりに美味しいので、
気に入らない嫁には食べさせたくないという嫁イビリの言葉
2.姑の気遣いの言葉
秋茄子の水分が多いことから体を冷やし、
子どもを産まなければならない嫁にはあまり食べさせたくないという姑の気遣いの言葉
3.ゲン担ぎ
秋茄子は、実自体は大きいが種が小さいため
子宝に恵まれないのではないかというゲン担ぎ的なもの
—————————————————————————-
一番有力なのはやはり1の嫁イビリとしての言葉ですね。
2、3はなんとなく現代になり、さりげなくフォローしたに過ぎないんじゃないかなと思うのです。
体を冷やすにしても種が小さいにしても、やはり美味しいものを食べたいですからね(笑)
秋茄子の栄養・効能
では秋茄子の栄養や効能を説明しますね!
まず栄養ですが、ポリフェノール系のアントシアニンという色素が豊富に含まれています。
アントシアニンのおかげで茄子は紫色なんですよ。
あとは体内の余分な塩分を排出するカリウムが含まれています。
栄養素はこれといってパッとしない茄子ですが、
実は効能は素晴らしいものがあるんですよ!
- ガンや生活習慣病を防ぐ
- コレステロールの吸収を抑える
- 抗酸化作用でアンチエイジング
どれも加齢のため起こってくる症状ですよね。
中高年以上の人は、積極的に秋茄子を食べるようにしましょう!
なぜ秋茄子は体を冷やす?
秋茄子はその90%は水分でできています。
そのため、夏野菜としては体を冷やしてくれるため夏の暑さと相性がいいんですね。
この体を冷やすという効果から、「秋茄子は嫁に食わすな」という言葉の嫁を気遣うバージョンの意味が産まれました。
東洋医学では、食べ過ぎると体を冷すと言われています。
秋茄子を使った料理
では秋茄子を使った料理はどのようなものがあるのでしょうか?
2つほど紹介しますね!
どれも美味しそうなメニューばかりですよ!
秋刀魚と秋茄子のサラダ
新鮮な秋茄子で焼きナス
どれもおいしそうですね!
最後に
茄子は本当に料理によって食感などが変わるおもしろい食材ですよね。
ここでまとめとして、箇条書きで簡単にあげてみたいと思います。
- 「秋茄子は嫁に食わすな」というのは、
嫁イビリと嫁を気遣う双極の意味を持つ面白い言葉 - 茄子はアントシアニンが豊富に含まれている
- 効能としてはガンや生活習慣病予防、
抗酸化作用、コレステロールの吸収を抑えるはたらきがある - 茄子は90%が水分でできているため、体を冷やす効果がある
「秋茄子は嫁に食わすな」という言葉の意味、3説をご紹介しましたが、あなたはどれを信じますか?
なんにしても、秋茄子がとても美味しいというのはまぎれもない事実。
たとえ姑に反対されても、構わず食べてしまいましょう!
コメント