甘酸っぱくて美味しい、寒い季節には欠かすことのできないみかん。
つい食べ過ぎて良く親に
「そんなにたくさん食べたら手が黄色くなるよ!」
なんて注意されませんでしたか?
実はその通りで、きちんとした理由もあるのですよ。
そこで今回は
みかんを食べすぎると手が黄色くなるメカニズム
について説明したいと思います。
食べ過ぎると皮膚が黄色になる?
答えは、みかんを1日数十個食べれば黄色くなる場合がある。
みかんの成分である
カロテンのカロチノイド色素が体内の脂肪と結合して血中にとどまることとなり、
皮膚がオレンジ色に変色してしまうのです。
このような症状を「柑皮症(かんぴしょう)」といいます。
みかん一箱を2人?3人?で食べて、黄色くなるか実験していますが
特に変化はなかったようですね(笑)
柑皮症とは?病気?子供・女性に多い
柑皮症は肝臓でうまく処理されなかったカロテンが血中に溶け出す現象なので、
肝機能がまだ十分発達していない子どもや体の小さな女性にも多い病気なのです。
主に、手のひら・足裏・鼻が黄色くなります。
しかし、みかんを食べることをやめて
カロチノイドの数値が普通に戻ればすぐに治るのでご安心を。
また病気のカテゴリーですが特に体に害はありません。
次は、みかんだけが黄色くなるわけではない?
黄色くなるのはみかんだけではない
柑皮症はみかんだけではなく、
ベータカロチンが多く含まれるものを大量に摂取した時に起こります。
ニンジン・かぼちゃ・トマト・トウモロコシ・マンゴーなど
しかし、
今までは皮膚が黄色くなるのはみかんだけが原因だと思っていましたが、違ったんですね!
どのくらいで戻る?
ちなみにカロチノイドの摂取量は1日300グラムまでにすれば柑皮症は防ぐことができます。
もし柑皮症になっても体に悪い影響があるわけではないので、
慌てずに毎日の食生活を見直してカロチノイドを含む食材を
摂らなければ1週間以内に自然と治りますので、
基本的に病院などにはいかなくて大丈夫です。
さいごに
いかがでしたか。
手が黄色くなる症状を「柑皮症」という立派な名前がついていたんですね。
しかも、みかん以外の緑黄色野菜などでも手が黄色くなると!
「柑皮症」は害がないですが、
なんでも「過ぎる」のは良くないんですね。
食べ過ぎを注意しながら美味しく食べたいですね!
コメント