煮付けるとみずみずしく柔らかい食感で飽きのこない味わいがくせになる大根。
食欲がないときでも優しい甘みがあるため非常に食べやすく、消化にも良い食べ物です。
私は大根おろしが大好きで、一日一食は必ず食べています。
揚げ物・天ぷら・納豆なんかにプラスすると胃もたれも防げる感じです。
しかし、大根の栄養や効能となると、漠然と消化にいいイメージしか浮かんでこないのが現状です。
そこで今回は大根の栄養や効能、
さらに大根の葉についてもお話させていただきます。
大根は捨てるところがない食べ物といいますから、賢く料理をして余すことなく使い切りましょう!
大根の栄養は?
大根にビタミンA・ビタミンC・食物繊維・消化酵素(が含まれています。
とは言うものの全体に満遍なく含まれているのではなく、
中心部より皮に近い方が2倍もの量のビタミンCが含まれているので、皮ごと食べることが重要です。
ただし、ビタミンCや消化酵素は熱に弱いため生で食べるのが理想的です。
大根おろし・野菜スティックなどは私も大好きです。
大根の効能は?
昔から薬効がある野菜として親しまれている大根ですが、効能をまとめてみたいと思います。
・消化不良、胃もたれ
ジアスターゼとアミラーゼがでんぷんを分解し、食べ物の消化を助けます。
このことから胃もたれなどの胃の症状を和らげるのです。
・抗がん作用、風邪予防
大根の辛味成分にはイソチオシアネートといって
酸素に触れると精製されて抗がん作用などの効果を発揮します。
大根おろしの辛味も、重要な効能が隠されていたんですね。
・ダイエット効果
大根は甘みがある割には1本約150キロカロリーと、大変低カロリーです。
水分を多く含み、腹持ちも良いためダイエット中の食事には多く取り入れたいですね。
次は、大根おろしについてです。
大根おろしは10分以内に食べるべし!
大根をおろすと辛み成分のイソチオシアネートが出てきます。
辛み成分は、免疫力アップ・抗がん作用・殺菌・消化促進などの効能があります。
ただし、大根おろしにした辛み成分は蒸発しやすく、
おろして30分後には成分が50%も減少してしまいます。
辛み成分はおろして7分程度でピークを迎えますので、
10分内に食べてしまうのが理想的です。
ちなみにビタミンCは、
すりおろして、30分で20%減少し、2時間経つと50%減少してしまいます。
ですので、
大根おろしは作り置きは向いておらず、
すぐに食べてしまうのがベストですね。
次は、葉の栄養です。
葉の栄養は?
大根には葉が付いていますよね。
実は大根は葉も全部食べられちゃうんです。
大根の葉は緑黄色野菜に分類されていて、ベータカロチンやビタミン類、カリウムやカルシウムが豊富な栄養の宝庫なんですよ!
特に鉄分はほうれん草に匹敵し、カルシウムも小松菜に並ぶくらい多く含まれています。
次は、葉の食べ方を見ていきましょう。
葉の食べ方
シャキシャキした歯ごたえなので、チャーハンや味噌汁、おひたしなど幅広く使えるのが大根の葉の魅力です。
炒めたり茹でたり、火を通してから味付けするのが基本になります。
ピリッとした辛味があり、食べ応え十分ですよ!
最後にまとめますね。
まとめ
大根の栄養と効能、そして大根は捨てるところのないエコな野菜ということがわかりましたね。
ではここで最後に大根についてまとめてみたいと思います。
- 大根は皮の近くを中心にビタミンCが豊富に含まれているため、皮も食べることが重要
- その他効能としては辛味成分による抗がん作用と風邪予防
- 大根おろしはビタミンC・辛み成分が減る前に食べるべし!(10分以内)
- 消化酵素が含まれており、胃もたれや消化不良などの胃の症状を和らげる働きがある
- カロリーが1本150キロカロリーと低いのでダイエットに最適
- 大根の葉はビタミン類にカルシウム、鉄分が豊富で栄養の宝庫
- 葉はシャキシャキ歯ごたえがあり、火を通せば幅広い料理に使うことができる
以上です。
ぜひ大根は葉付きで1本購入し、丸々使ってみてくださいね!
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