冬場になり空気が乾燥してくると流行りだすウイルス性胃腸炎。
その中でも赤ちゃんが特にかかりやすいのがロタウイルスです。
生後2ヶ月から打ち始める予防接種も
まだ任意接種となっているロタウイルスですが、かかると結構大変なんです!
そこで今回は赤ちゃんのロタウイルスの症状や原因、対策についてお話しいたします。
症状は?
ロタウイルスの主な症状は、
- 下痢
- 嘔吐
- 腹痛
- 発熱
といかにもウイルス性胃腸炎らしい症状が出ます。
そしてさらにロタウイルス最大の特徴が、
米のとぎ汁のような白い便が出ることがあるということです!
ロタウイルスは別名、白色便性下痢症とも言われています。
ウイルスのせいで胆汁が出にくくなるため白い便になります。
通常は1週間以内で症状が軽減していきます。
また、まれにけいれんや脳症、腸重積を引き起こすことがあるので注意が必要な病気でもあります。
ロタウイルスって何?
ロタウイルスとは1973年に発見された
赤ちゃんの胃腸炎や嘔吐下痢症の原因となるウイルスです。
ほとんどの赤ちゃんが一度は感染すると言われています。
感染すると、
潜伏期間は3日ほどで症状が出始め、
その後1週間は便の中にウイルスが含まれています。
感染した赤ちゃんの便には2億個ほどのウイルスが入っていると言われていますが、
およそ10個のウイルスで感染してしまうくらいです。
感染力の高さはノロウイルスと同等かそれ以上とも言われています。
原因は?
ロタウイルスが汚染された食事などから口に入ることで感染します。
手を洗わなかったりした場合、人の手を介して簡単に感染してしまうのです。
主には感染者の便や嘔吐物を処理する際にきちんと対策をしなかった場合が大多数です。
対策
ではロタウイルスにかからないためにはどうすれば良いのでしょうか。
まず手洗いをしっかりおこなうこと、基本ですが一番大切なことです。
家族全員ですよ。
赤ちゃんの場合はうがいができませんから、
外出したらすぐに手を洗うことを徹底させてくださいね。
便や嘔吐物を処理する場合には
手袋やマスクをしてウイルスが口に入り込まないように防御しましょう。
さらに消毒作業として「次亜塩素酸ナトリウム」を使用します。
漂白剤などに含まれていますので薬局で簡単に手に入れることができますよ。
汚れた洋服を洗う際なども、漂白剤を入れて洗うと良いそうです。
経口感染や二次感染を防ぐためにも、
きちんと日々の生活の中で予防の行動を組み込むということが大切になってきます。
まとめ
ロタウイルスの基本情報について説明させていただきましたが、いかがでしたか?
ここでわかりやすいようにまとめていきたいと思います。
- 症状は下痢や嘔吐、発熱と米のとぎ汁のような白い便が出ること
- ほとんどの赤ちゃんが感染し、潜伏期間3日に加え1週間ほど便にウイルスが含まれている
- ロタウイルスは経口感染する(口から)
- 手洗いうがい、感染者の汚物を処理する場合は手袋とマスクを忘れずに!
- 消毒には次亜塩素酸ナトリウムが有効
以上です。
いきなり赤ちゃんの便が白くなったらさぞびっくりすることでしょう。
しかし、お母さんも倒れないようにするには上記の対策は必見ですよ!
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