正月を迎えるとお餅を食べますが、お餅といえば今では最初からカットされていて、
食べるときはレンジで温めたり焼いたりするだけなので
餅つきをして食べる機会は少なくなっていますよね。
しかし昔は家にある臼と杵でついて、つきたてのお餅を食べたものです。
たまにある地域の行事でつきたてのお餅を振舞われるときがあるのですが、
やはりつきたてのお餅は食感が全く違うんですよね!
香り、味、伸びなど全てにおいて最高なんです。
でも、そもそもなんで正月に餅つきをするようになったのでしょうか?
そこで今回は、正月の餅つきの由来や歴史について調べてみたいと思います
正月に餅つきをする由来
それでは早速、餅つきの由来やするようになった歴史をみていきましょう!
昔から正月になると歳神様にお餅をお供えしていました。
そう、居間に飾られる鏡餅のことですね。
鏡餅は歳神様にお供えすると同時に、歳神様が実際に宿ると考えられています。
その鏡餅をイチからつくるために、もち米からお餅をつくのです。
正月の家事を楽できるようにとの意味も込められています。
主婦だって正月くらいは家事を休みたいですからね!
歴史
正月に鏡餅を用意するようになったのは平安時代からと言われています。
鏡餅を用意するために餅つきをするわけですから、
その頃から米を使ってお餅をついていたわけですね。
昔は臼と杵でつくためかなり重労働で、一家総出でおこなっていました。
しかし現在では便利な餅つきマシンが発売されているため、
材料を入れてボタンひとつでお餅が食べられるようになっています。
文明の発達って素晴らしいですね…!
いつ餅つきをするの?
正月は年中行事のなかでも特に重要視されているもののため、日程も大切になってきます。
では餅つきの日取りですが、
一般的に28日までにお正月飾りとともに準備をしなければならないとされています。
そのため、縁起が良い末広がりの8がつく28日に餅つきをするのが一番適しているのです。
29日がダメな理由・他の日程は?
先ほど餅つきをする日程は12月28日が良いとお話しましたが、
では逆に餅つきをしないほうが良い日というのも存在します。
それは12月29日です。
語呂合わせから「二重に苦しむ」ことが想像され、縁起が悪いと言われています。
26日も語呂合わせで「ろくなことが無い」とされ、
あまり日取りとしてよろしくはないみたいですね。
また31日も「一夜飾り」と呼ばれ、
元日の前日に慌てて準備をしたとされ神様にとって失礼に当たるのです。
さいごに
餅つきの由来などを説明してきましたが、おわかりいただけましたか?
ここで最後にわかりやすくまとめてみたいと思います!
- 正月になって歳神様にお供えするために鏡餅を用意するが、
その鏡餅をつくるために餅つきをする - 餅つきは平安時代から始まった
- 餅つきの日取りは末広がりの12月28日が最適
- 12月26日、29日、31日は餅つきをすると縁起が悪いとされる
以上です。
餅つきの意味を理解したうえで、日程をきちんと調整してから餅つきをしたいですね!
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